テナガエビですが・・何か?

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help リーダーに追加 RSS テナガ図鑑U(中、小型種)

<<   作成日時 : 2008/12/20 01:44   >>

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前回の続きです。
あれからうちには4種やってきましました。

ツブテ、本テナガは普通に見れば大型ですが
体長が平均15cmに届かないと言うことで中、小型種にしています。
単独であれば、60cm標準水槽で問題ありません。

画像

ツブテナガエビ(Macrobrachium gracilirostre)

インドから西太平洋に広く分布しますが
日本では琉球列島と口永良部島にのみ棲息します。
日本においてはただでさえ分布が狭いうえに、近年の環境破壊
他種との競り合いにより非常に個体数が少なく
沖縄県のレッドデータ種(準絶滅危惧種)および
環境省指定の準絶滅危惧種とされる貴重なテナガです。
本来飼育は自粛していただきたい種ですが、規制はないので
飼育する機会に恵まれた方は、それなりの覚悟で望んでいただきたい
と思います。
急流域に生息するためか各胸脚が非常に太く、体長の割りに
大きく感じるテナガエビです。

オスがいないので、画像はありませんが
オスは、メスのハサミ脚をそのまま体長の1.2倍程度にしたくらいで
他種に比べて発達らしい発達はしませんが
雌雄共にすばらしい体色で、非常におもしろいテナガエビです。
画像では色彩がわかりにくいのですが、コレはワザとです。

飼育に関して特に難しいものではありませんが、最初の水合わせで
全てが決まります。
うまく適応できないと、環境脱皮を起こし最悪脱皮不全で死んでしまう
ことがあります。
水のきれいな急流域に生息するため、水槽の規模
濾過能力共に、個体の大きさにかかわらず最適なもの(60cm標準水槽で2台のフィルターが理想)
で、単独飼育が原則です。
中型とはいえ、オスは全長15cm程度(メスでも13cm程度)にまでなりテリトリー意識が
とても強いので、繁殖を狙うのであれば90cm水槽くらいで
ペア飼育のみと言う環境が必要です。
もちろんソレとは別に、幼生のための海水施設も必要となります。

画像

ヘアリークロー(Macrobrachium eriocheirum?)

ベトナム産のテナガエビで、左右のハサミ脚が
非対称なオオテナガの仲間です。
ハサミ脚は大小共に毛で覆われ、細長い印象の
ウッドタイガーとはまた違ったテナガエビです。
小型種で、大きくなっても体長が3cm〜5cm程度と思われ
小型水槽でも飼える丈夫なテナガです。
メスがいないので(この個体も既に死亡)、メスの姿はわかりません。
スジエビくらいの大きさしか身体はありませんが
ハサミ脚が大きく、他種との同居はトラブルの元ですので(例に漏れず肉食性の雑食です)
単独がベストな飼育と思います。

画像

テナガエビ(Macrobrachium nipponense)

ミナミテナガに酷似していますが、幼少期に
頭胸甲の側面にある「m字模様」
はっきりするほうがミナミテナガ、成体ではオスのみですが
ハサミ脚の指が毛深いほうがテナガエビとされているようです。
北海道と沖縄を除く日本全土、特に東日本では
圧倒的に本種が支配種となっています。
本種は河川下流域、湖沼に生息し
ミナミテナガが棲息できないような環境でも生きていけるため
ミナミテナガと分布が重なっていても、うまく住み分けできています。
本種には両側回遊型と陸封型が存在し
湖沼産テナガエビの多くは陸封型になり、ある程度一人前にまで
卵で育ち、孵化と共に親元を去ります。
河川産の繁殖は、テナガエビ類の基本である両側回遊型です。(ゾエアで孵化し海に流れ着く)
メスの画像は残念ながらありませんが、メスでもオス並に
身体は大きくなります。

コツノについては、いろんな意味で今回不完全でしたので
次回、入手できた時に回します。
本州産在来種の飼育には、ヒーターの必要は基本ありませんが
冬季、水温14℃を維持できない場合にはヒーターが必要です。

当方では、ネッタイテナガ、ツブテナガ、ショキタテナガなど
希少種〜絶滅危惧種の飼育を推薦しません。
特にネッタイテナガは、環境省指定、絶滅危惧U類に指定されており
早急な対策が必要な種になります。

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コメント(11件)

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こういう企画、大歓迎です!
図鑑好きの私としては、今後が非常に楽しみです。

ヘアリークロウですが、我が家には雄雌が揃ってまして、体長は5p位になってます。
7cm位まで成長しそうな予感がしますが・・
果たして?
ウッドタイガーも2匹とも健在ですが、うちださんが飼育していた固体よりハサミ脚が小さいです。
体長は今のところヘアリークロウと同じくらいです。
今後の成長は如何に?
その他ツブテナガエビやコツノテナガ、オーリング、東南アジアテナガ、クリスマスツリーシュリンプ、それに南米シュリンプにアフリカンブルーと、今のところ皆、特に問題ない状態です。
エビ〜ラL35
2008/12/21 19:07
私もこういう情報を待っていたんですよ(^^)
どうも最近鵜呑みにされる方が多く、記載されている情報=正論となってしまう傾向が強いようです。
ヘアリークローの体長は平均5cmくらいに訂正しておきますね(^^)
うちだ
2008/12/22 00:48
うちださん
それだけこのブログが、テナガエビ飼育の指針となっているのでしょう。
うちださんの飼育経験と知識が、どれほど多くの人の参考となっているかがわかります(^^)

今後も応援しております!

カルシヌス・・・今年はダメでしたね。
というか、今年は南米便は不発でした(苦笑)

なんとなく嫌な予感がします。
仕入れ業者の採算割れ懸念が、南米の珍テナガエビに影響しているのかも!?
「珍テナガエビなど、売れないだろ?」てな感じで・・・。
要するに、仕入れ業者は我々個人客を相手にしているのではなく、対ショップをにらんでのこと。
そのショップが「珍テナガエビなんぞ入荷してもマニアしか買わんだろ!そんな少数販売じゃ、商売にならん!」・・・てな感じで。
ま、
勝鮎さんに限って、そんなことは無いですね(笑)
エビ〜ラL35
2008/12/22 21:54
我家は、サボっていたらツブテやウッドタイガーが逝ってしまいましたね(><)
コンジン、コツノ軍団、アフリカン、ヒラアシ、オーリングは元気です。
ウッドタイガーは、7p位には成っていたので、非常に残念です・・・こいつが逝ったときに異常に気付けばよかったんですが静観してたらツブテまで・・・
ウッドタイガーは、河口近くに生息している様です・・・飼育水もヒラアシ程度に汽水にしたいた方が良いのでしょうかね(再挑戦してみます)。
テナガエビに限らず甲殻類の業者さんでの扱いは、昔からそんな感じでしたね・・・一部のショップさんや業者さんは頑張っていただいているんですが、魚に比べ輸送コストがかかったり、スットック時リスクも大きいですから中々難しいと思います。
比較的コストの掛からない混泳&繁殖可能な小型美種(ビーシュリンプ系やスラウェシ系のエビ)は普通のショップさんやユーザーさんにも人気があり、持て囃されていますね。
茨城のS
2008/12/27 19:15
ウッドタイガーについて、記載事項を一部変更しました。
ウッドタイガーはうちでも突然死しましたので、この関係から汽水種である確立が高くなりました。
どれくらいの汽水にするとうまくいくかが課題ですね。
うちだ
2008/12/27 20:32
ウッドタイガーですが、我が家では2匹同居で飼育中です。
特に気を使っていませんが、無加温でも至って元気です。
他と違うと思われるところは、底砂をサンゴ砂の微粒を敷いています。(黒光砂利を切らしたためです)
黒光砂利・・・大磯砂みたいです。

ちなみに、インドクリスマスツリーシュリンプもサンゴ砂微粒を使用。
南米シュリンプには川砂(田砂!?)を使用し、ヒーター完備しております。
インド産や東南アジア産のテナガエビには、
意外と底砂も重要かもしれません。
おそらくは、酸性化とアルカリ化かで、調子の良し悪に影響するのではないでしょうか?

うちださんや茨城のSさんという、博識なるお二方にご意見を申したようですが、たまには私的に見解を述べさせて頂きました(苦笑)

ありえない見解と判断されるのであれば、我が意見は一笑に付して下さいませ〜
エビ〜ラL35
2008/12/28 16:17
あながち、ありえないとは言い切れませんよ(^^)b
うちのテナガたちの濾材には、サンゴ砂を使用しています。
これは、アフリカンブルーがオマールの使いまわし水槽であまりにも調子がいいのでこうしてるのですが
水質がテナガに与える影響は、非常に大きいですね。
コンジンの棲息する地域も、地質が石灰岩ですから中性〜弱アルカリ性のほうがよさそうと思いますよ。
南米と言うとどうしてもネグロ川のような弱酸性のイメージが独り立ちしていますが、支流によってやはり水質が違います。
この点も争点になりますが、今は圧倒的にデータ不足ですので、こういった情報は非常に役に立ちます(^^)
うちだ
2008/12/28 20:28
うちださん
今後も私なりに試行錯誤を繰り返しながら、テナガエビ飼育の最良の環境を模索していく所存です(大げさ
〜)
話しかわって、チャームさんで新入荷のテナガエビ等が入ってきてるようです。
ネッタイテナガまで仕入れてくれるとは・・・
おそらく、海坊主さんからかな?
カメレオンシュリンプや珍ヌマエビ等、食指が動きそうです(苦笑)
エビ〜ラL35
2008/12/28 21:21
些細な事でも結構ですので、情報お待ちしております。
カメレオンやらオーリングやら当図鑑未記載種が多くおり、来年はこれらを記載できればいいのですが・・
うちだ
2008/12/29 12:31
11月半ば頃にチャームで購入したペルーレッドシュリンプ。
今日の脱皮を数えて、5回の脱皮を行っております、。
かなり脱皮回数だと思います。
餌もよく食べますが、あまり好戦的ではありません。
同居中のラバウティーやアピストspとも今のところ諍いは無いように見えます。
オトロンゴシュリンプらしいとSさんは仰っていましたが、それがしが見たところ、オトロンゴシュリンプ自体、いろんな画像がある為、イマイチ特定しずらいです。
特徴はハサミ脚全体が赤っぽい、身体全体は小さい焦げ茶斑点が無数にちりばめられています。

飼育環境を最近変えたのですが、水草を多数植え込みました(当然無農薬!)
チドメグサとホーンワートです。
それらが好調の原因なのか?
はたまたフィルター(ミレニアム1000)が良いのか?
なんにしても、水温20〜22度でも絶好調です。
最近の急激な寒さは、ヒーター完備の水槽にも水温低下を起こさせております。

小さめのシュリンプ系には、水草は中々良いかもしれません。
エビ〜ラL35
2008/12/29 16:34
チャームでネッタイテナガエビ買いました。
袋の中で脱皮してましたが、無事到着。
それにしても、サイズが3cmくらいでも、
間違いなく雌と判断できました。
まったく!チャームさんはそれくらいも選別出来ないとは・・・無知な係員もいるもんですな。

勝鮎さんの個体の方が、雄の望みあるかな?
エビ〜ラL35
2008/12/30 18:54

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